Recording to record

@512simpo のブログ

レコーディング

record=記録 〜今を切り取る〜

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レコーディングってちゃんと演奏できるかな?大丈夫かな?なんて難しく考えている?あなたへ、少し乱暴ですが書いてみます。

ピンポン録音

高校生の時にYAMAHAのカセットテープの4トラックのマルチトラックレコーダーを手に入れてからレコーディング人生がはじまった。

マルチトラックレコーダーとはLR(左右)だけでなく複数のトラックを録音できる機械です。

4トラック以上音を重ねたければ「ピンポン録音」という手法を使った。

3トラック分をミックスして再生、4番目のトラックにまとめて録音すると1から3トラックが混ざって4番目のトラックに収まる。

すると今まで使っていた3トラックが空き、新しく音を入れることができるようになります(やった)!

とはいえ、上書きすると元の音は消えてしまうから、ピンポン録音のミックスバランスにとても慎重になった。

この「ピンポン録音」、やり直しが出来ないというデメリットもあるが、後でどうしようもないから迷わないという「潔さ」もあった。ミックスと録音が同時進行で進む。

この後戻りできない「慎重さ」と「潔さ」もレコーディングだなぁと思うことがよくあります。

一発勝負、というか。

録音=record=記録

今はデジタルの機材が当たり前だから、トラック数を気にせず予備のマイクを立てておくとか、いつでも何段階でも前に戻れるという「恩恵」には何千何万回もお世話になっていますが、この「恩恵」によって「潔さ」「慎重さ」が減っているのは確か。

「とりあえず」は出来るだけ使わない方が良い結果になるのでは、と思っています。「とりあえず」で進めることも大事な場面は沢山ありますが。

例えば、ギターを録るときにディレイやリバーブをかけて録るのか、ミックス時にプラグインでかけるのかという問題。パターンによって良い選択をするのは前提ですが、かけて録ってしまった方が「意思のある音」になると思っています。プラグインでかける意味や意思があれば、もちろんそれが正しい。と思う。迷うならかけてしまえ!の方が楽しいくないですか?という提案です。

録音=record=記録、だと考えれば、ヒリヒリした緊張感やその時にしか出なかった音や思いついたことを記録すること=レコーディングだということを忘れないように、自分のためにもブログに書いておこうと思いました。

エンジニアやプロデューサーはそういう場面(音)を捉えようと考えながら仕事をしています。

後に演奏についても同じようなことが言えるのでは、というお話。

THE WILCO BOOK

アメリカのオルタナティブ・カントリー(そのままやん)バンド、Wilcoの本「THE WILCO BOOK」から拝借。

英語なので文章はほとんどわかってないのですが、載ってる図表が面白いので訳して(笑)載せてみます。

英語がわからないので何の何処の何のための図表なのかはわからないのですが、テイク1はGREAT GROOVE(with mistakes)、「ミスは伴っているが最高のグルーヴ」とあります。

何度も何枚も作品をリリースしている、経験があってこそのユーモアあふれるグラフ?ですが、フレッシュな気持ちで演奏、合奏がはじまった瞬間の音はなにものにも代え難いということだと思います。

一発勝負な心意気と何度でも試せるデジタルな部分を融合してバランスをとりたい(録りたい)なと日々思っています。

レコーディング現場で結構感じることですが、レコーディングを「下書きを清書する作業」だと思っているバンドマン、多いです。

× 丁寧に演奏して聴きやすくする

◯ 今しか出せない音を記録する

少々のミスは記録なんだからええじゃないか!

こんな感じで気楽に(練習はして笑)スタジオに来てください。音がぶつかる瞬間を待ち構えて捉えてみせます!スタジオでお待ちしています。

http://studio-simpo.com

(THE WILCO BOOKもスタジオにあります。)

また書きます。

-レコーディング

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